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天台宗特集

「三千院門跡」と「土井志ば漬け本舗」

三千院門跡 御殿門

今回は京都大原散策の中心地、国宝の阿弥陀三尊をはじめ、多くの文化財が安置される天台宗の寺院「三千院門跡」を訪ねます。

高い石垣に囲まれ、門跡寺院にふさわしい風格をそなえた、三千院の玄関口「御殿門」。その石組みは城廓の石積み技術などで名高い近江坂本の穴太衆(あのうしゅう)という石工が積んだもの。

「三千院」は延暦年間に伝教大師最澄が比叡山東塔南谷(とうとう みなみだに)の山梨の大木の下に一棟の建物を構えたことに始まります。

往生極楽院

その後、慈覚大師円仁に引き継がれ、平安後期以降、皇子皇族が住持する宮門跡となりましたが、寺地は時代の流れの中で、比叡山内から近江坂本、そして洛中を幾度か移転。
明治維新後、現在の地大原に移り「三千院」として1200年の歴史をつないでいます。

明治になって三千院に併合された「往生極楽院本堂」には、平安時代を代表する三尊像で、国宝に指定されている「阿弥陀三尊像」が安置されています。

三千院を後に参道を少し歩くと創業100年を超える「土井志ば漬け本舗」の「三千院前店」があります。

土井の生志ば漬

こちらで販売している「志ば漬け」は、京都の伝統的な漬物のひとつで、「しば漬け」自体の歴史は、さかのぼることおよそ800年以上前。
平家滅亡後、大原に隠れ住んだ建礼門院(けいれいもんいん)が、里人の差し入れた漬物を気に入り、紫葉の漬物、「紫葉漬け」と名付けたと伝えられています。

また、京都大原の本店では、志ば漬け、旬の漬物を美味しく食べて頂きたいと平成25年から、昔懐かしい竈(かまど)炊き立てご飯にこだわったメニューも楽しむことができます。

さらに下部の動画では、今回の道のりやスポットを詳しくお楽しみいただけます。是非ご覧ください。

 ▲訪ねた気分を動画でお楽しみください。画像クリックで再生されます。


立ち寄りスポット

三千院門跡
京都市左京区大原来迎院町
540

土井志ば漬け本舗
【三千院前店】京都市
 左京区大原三千院参道

土井志ば漬け本舗
【本店】京都市左京区
 八瀬花尻町41

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