特集ページ

天台宗特集

「三井寺」と「弁慶の力餅」

三井寺 金堂

今回は、湖国近江の名勝、近江八景のひとつ「三井の晩鐘」でも知られている天台寺門宗の総本山「三井寺」を訪ねます。

琵琶湖南西の長等山 (ながらさん)中腹の、広大な敷地内にある三井寺は、正式名称を「長等山園城寺(ながらさん おんじょうじ)」といい、672年、大友氏主家(おおともうじ しゅか)によって建立されました。

「三井寺」と呼ばれるようになったのは、天智・天武・持統天皇の三帝の誕生の際に産湯に用いられたという霊泉があり「御井の寺」と呼ばれていたことに由来します。

本山採灯大護摩供

現在、金堂西側にある「閼伽井屋 (あかいや)」から湧き出ている清水が、御井そのものとされているそうです。

また、西国三十三所観音霊場巡礼の第十四番目の礼所である「観音堂」がよく知られています。

毎年7月22日には法要行事として「本山採灯大護摩供(ほんざんさいとうだいごまく)」が行われます。

さて、音に聞こえた三井の晩鐘を武蔵坊弁慶が比叡山までひきずった怪力にちなんで作られた、由緒あるお菓子があるのをご存知でしょうか?

弁慶の力餅

「三井寺弁慶の力餅」、通称「弁慶の力餅」は、今からおよそ200年前、現主人の先祖にあたる儀兵衛という人物が発案。現在の観音堂前、絵馬堂で創業していました。その後、この建物が大津市指定文化財に指定されたため、現在は「力餅」の店名で微妙寺、収蔵庫横で営業しています。
甘い特製蜜と、きな粉抹茶のお餅を食べると、弁慶のように力が湧いてくるかもしれませんね。

さらに下部の動画では、今回の道のりやスポットを詳しくお楽しみいただけます。是非ご覧ください。

 ▲訪ねた気分を動画でお楽しみください。画像クリックで再生されます。


立ち寄りスポット

三井寺
滋賀県大津市園城寺町246

ページの先頭へ戻る