現在のページ:トップページ > 特集ページ - 門前シリーズ1『本家鶴㐂そば』
京阪坂本駅
今回は、多くの命を育んで来た琵琶湖の南西岸、滋賀県大津市坂本にある「滋賀院門跡」と、延暦寺の門前町坂本で三百年の歴史をもつ「本家鶴㐂そば」をご紹介します。
坂本には、比叡山延暦寺の総本坊である「滋賀院門跡」があり、総本坊、代々の天台座主の御座所として、滋賀院御殿とも呼ばれています。
まずは京阪電気鉄道石山坂本線の終着駅「坂本駅」から、ご案内します。
坂本はかつて三塔十六谷、三千坊といわれた比叡山延暦寺の台所を預かる門前町として栄え、参詣の人々で賑わいました。
日吉馬場(ひよしのばんば)、燈篭と寺院が並ぶ、心和む通りが続きます。
「本家鶴㐂そば」は、享保初年に当代鶴屋喜八が坂本の里に蕎麦の店をはじめ、およそ三百年続く老舗店です。
本家鶴㐂そば
蕎麦作りは、その日の湿度や温度によって最適の配分を蕎麦粉7割、小麦粉3割です。だしは、さば、うるめ、めじかと、鰹の厚削りをブレンドしたものと、1年以上寝かせた利尻昆布を使用しております。醤油は地元産で蔵仕込みの天然醸造の醤油(遠藤醤油)を使い、ざるだしの元「かえし」は創業当時より絶やす事無く継ぎ足し、充分寝かせています。
滋賀院門跡を散策、足を延ばして比叡山延暦寺を散策した後に名物蕎麦をお楽しみください。
さらに下部の動画では、「滋賀院門跡」までの道のり、そして内部までお楽しみいただけます。是非ご覧ください。