天台宗について

法話集

元氣で幸せに生きるための「三つの秘訣」

 私たちが元氣で幸せになる為には、自分自身の中に居る《仏さま》を光り輝かせなくてはいけません。
 しかし、私たちの中に居る《仏さま》の周りには、長年の間に垢(あか)が付いてしまい、その為、本来の光を発することが出来なくなっていきます。それが、不幸に陥る原因となるのです。
 この垢(あか)が付く原因は三つあると仏教では説いています。
 一つは「貪(とん)」、二つ目が「瞋(じん)」、三つ目が「癡(ち)」で、これを「三毒(さんどく)」と呼びます。

【貪(とん)】とは、むさぼりの心。つまり目先の欲に溺れて本当に大切なことを見失ったり、自分の欲だけのために行動して、他人を傷つけたりすることです。

【瞋(じん)】とは、怒りや憎しみの心。自己中心的なものの見方から生じます。

【癡(ち)】とは、不平不満・グチの心です。

 あなたにも身に覚えがありませんか?

 さて、それでは、この垢(三毒)を取り除くために、私たちは何をすれば良いのでしょうか?
 それは「三つの秘訣」を実践すれば良いだけなのです。

 「貪」の反対は「人のために尽くすこと」です。
 もし、あなたが欲張り過ぎている人だとしたら、人のために尽くせば良いのです。
 でも…「人のために尽くす」って意外と難しいですね。 
 簡単に言えば、「他人の良いところを見つけて、ホメてあげること」です。
 他人の良いところを見つけて、ホメてあげれば、自然と貪りの心は消えていきます。

 「瞋」の反対は「赦(ゆる)し」です。
 あなたがよく怒る人ならば、「過ちを赦(ゆる)す」ことです。
 自分自身の過ちも、そして他人の犯した過ちも、両方ともに赦(ゆる)すのです。
 もちろん、最初から全てを赦すことは難しいですね。
 それでは、まず「赦します」という言葉を使って下さい。
 言葉にするだけでいいんです。
 「私は○○を赦します」と言い続けていると、本当に赦(ゆる)せるようになるから不思議です。

 「癡」とは、不正不満・グチ・泣き言・人の悪口のことです。
 もし、このような言葉をよく使ってしまうならば、意識して「感謝の言葉」を使うようにして下さい。
 「感謝の言葉」とは、「感謝します。幸せです。嬉しい。楽しい。ありがとう。」という言葉です。
 「感謝の言葉」を使い続けていると、自然にグチや人の悪口が出なくなります。
 言葉は習慣ですから、最初はぎこちなくても、使い続けているウチに、いつの間にか身についてしまうものなんです。

 「他人をホメる」「赦(ゆる)す」「感謝の言葉」という三つの秘訣を実行するようになれば、必ず元氣力が十倍増し、必ず幸せになれます。


(文・南総教区 長福壽寺 今井 長秀)
掲載日:2019年03月01日

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