天台の主張

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第110回臨時宗議会 決議文
日時 平成18年5月26日 天台宗宗議会
 
 平成十八年四月二十一日、総本山延暦寺において執行された指定暴力団の回向法要は、組織暴力追放の社会通念を無視し、財団法人全日本仏教会の決議をないがしろにする行為であり、このような事態を招いた延暦寺当局の対応は極めて遺憾であると言わざるをえない。
 個人的信仰としての慰霊供養が尊重されることは当然であり、僧侶が故人の鎮魂、回向を執行することは重要な責務であるが、それが反社会的団体の示威行動や資金調達などに利用されることがあってはならない。
 失われた信頼の回復に務めるためには、今回の問題を、総本山延暦寺の責任に矮小化するのでなく、各々が僧職にあると同時に一社会人であるとの認識に立って、一般社会との乖離がなかったかを問い直す必要があろう。
 天台宗は深く自省し、かかる事態が二度と発生しないようお互いに注意を喚起し、反社会的行為排除のために努力することを決議する。


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