宗祖御おしえの継承を胸に 伝教大師御生誕一千二百五十年慶讃四箇法要を厳修
天台宗では、現在、祖師先徳鑽仰大法会第2期を迎えているが、去る8月19日には、「伝教大師御生誕一千二百五十年慶讃四箇法要」の法要が奉修された。
本年は伝教大師御生誕から一千二百五十年ということで、17日に、大師の御両親ゆかりの神宮寺での「神宮寺法華経読誦法要」、百枝社、市殿社での「御両親報恩法要」などが、また18日の御祥当日には、大師御生誕の地・生源寺にて森川宏映天台座主猊下の御導師による「報恩音楽法要」など様々な法要、催しが行われた。

19日に行われた「伝教大師御生誕一千二百五十年慶讃四箇法要」は、午前11時より、根本中堂において、森川座主猊下を大導師(写真・右)に、延暦寺一山住職、各教区推薦者、天台仏青会員らの出仕で厳かに営まれた。
同法要には、大乗連盟各宗派の重職、各教区の宗議会議員、宗務所長、宗内諸大徳、また、延暦寺特別信徒、一般参詣者ら多数が随喜した。(写真・左)
法要の閉式に当たっては、木ノ下寂俊大法会事務局局長(宗務総長)が宗祖伝教大師の生誕に当たって、17日より連日、各種様々な法要が執り行われたことを紹介、「本日、宗内始め、天台宗にゆかりの宗派の方々にも御随喜いただき、宗祖伝教大師の御生誕一千二百五十年慶讃法要を営むことができた。宗を代表して、心よりお祝い申し上げる」と挨拶を行った。