「一隅フェスティバルin石巻」開催
10月16日に、宮城県石巻市の東雲寺において、東日本大震災で被災した人々を支援しようという趣旨で「一隅フェスティバルin石巻」が開催された。同フェスは一隅を照らす運動総本部(横山照泰総本部長)が主催した。そして一隅を照らす運動企画運営委員会(見上知正委員長)や陸奥・茨城・栃木・埼玉・群馬などの各教区仏青が実働ボランティアとして盛り上げた。

同日は、一隅を照らす運動総本部のほかに、実務に携わった仏青会員ら約50名が早朝から東雲寺に集結し、フェスティバル開催にむけ、それぞれの業務を担当した。
開会式で横山総本部長は「もうあの大震災のことを思い返すのは嫌だという人もいるだろう。傷口に触れて欲しくないという人もいるだろう。我々も正直どのように接していいのか戸惑っている。ただ、我々は、皆さんに何とか秋の一日を楽しんで欲しいと思っている。亡くなった人のためにも、皆さんは一日一日を大事にして、未来に光明を見いだし、希望に向かって進んで欲しい。一隅を照らす運動総本部では今回初めて皆さんと触れあうイベントを催す。出来れば年に一度は触れあいの場を開催したい」と開催趣旨を述べた。
このあと横山総本部長が導師となって、慰霊・復興祈願法要が厳修された。
そして群馬天台雅楽会による雅楽公演ののち復興支援寄席として、仙若氏による太神楽、古今亭文菊師匠による落語が催され、会場は爆笑に包まれ、参加した人々は惜しみない拍手を贈るなど、終日大いに楽しんでいた。また一行写経、写仏を希望する参加者には仏青会員が指導した。
最後に横山総本部長から内海正博石巻市社会福祉協議会常務理事に義援金30万円が寄託された。