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数種の香木(こうぼく)を混ぜて粉末にした、塗香(ずこう)という薄茶色のお香があります。仏さまに捧げる六種の供物の一種で、お線香やお焼香の場合のように、香を燻(くゆ)らして供えるものとは違い、自分の口にふくみ、身体に塗(ぬ)るお香です。そうすることによって身体の内外(ないげ)を清めてから、お堂でのお勤めや儀式作法に入るのです。普通はお勤めをする机のそばやお堂の入口に用意され又、小さな入れ物で携帯することもあります。