現在のページ:トップページ > 天台宗人権啓発公開講座2024
天台宗では、宗祖伝教大師のみ教えにもとづき、社会に対してあらゆる差別の解消と人権啓発を進めるため、天台宗内はもとより、一般参加を受け入れる、天台宗人権啓発公開講座として広く参加を呼びかけています。
また、「部落差別問題」「ハンセン病差別問題」「いのちの問題」を天台宗人権啓発3本の柱として掲げ、中でも「いのちの問題」特に「こどもの人権」を重点課題とし学習に取り組んでおります。
世界68ヶ国に1億1千万個埋設されているといわれる対人地雷。カンボジアには400万〜600万個埋められているとされています。地雷によって手足を失った人は236人に1人で、世界最大の割合。地雷による死者、負傷者の数は毎月平均200人。このうちの18%が子どもです。
本年度の天台宗人権啓発公開講座は、NPO法人国際地雷処理・地域復興支援の会(IMCCD)理事長、兼現地代表としてカンボジアに眠る地雷から子どもたちを守るために地雷処理と復興支援にご活躍される、高山良二氏を講師としてお迎えします。
内戦という厳しい環境にさらされた地域で、戦後処理をやりながら、いのちの尊さ、平和の尊さを訴え続け「どうしたら戦争や紛争のない社会が実現できるのか」という平和構築の種まきを世界に広げる活動を今回の公開講座において「後から来る人たちのために」と題し、ご講演をいただきます。
多くのご聴講をお待ちいたしております。
※ 天台宗僧侶の方は教区宗務所を通じてお申し込みください。
※ 一般の方は天台宗務庁社会部人権啓発課までお問い合わせください。
高山 良二 氏(たかやま りょうじ)
1947年生まれ愛媛県出身。地雷処理専門家。
認定NPO法人国際地雷処理・地域復興支援の会(IMCCD)理事長兼現地代表。
自衛官として36年間勤務し、その間、施設科部隊(地雷等に携わる部隊)で訓練する。
定年退官後は再びカンボジアヘ渡り、世界初となる住民参加による地雷処理活動を開始、「日本地雷処理を支援する会(JMAS)」に参加、理事を務めた。
カンボジア現地副代表として不発弾処理活動を立上げる。
現在、カンボジア地雷対策センター顧問。
バッタンバン州政府地域復興担当顧問に就任。
同州カムリエン郡で対戦車地雷処理活動や道路、学校、井戸、日本語教室、日本企業誘致など地域復興支援に携わっている。
日 時 | 2024年12月4日(水) 開場:13:00 開講:13:30 |
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受講料 | 無料 |
会 場 | 天台宗務庁 大会議室 |
申込・問合せ | 天台宗務庁 社会部 人権啓発課 住所:滋賀県大津市坂本4-6-2 / TEL:077-579-0022 |
その他 | 下記案内チラシもあわせてご覧下さい。 |
ご案内チラシダウンロードはこちら(約5.7MB) |