改選後、初宗議会を開催
正副議長に松景崇誓、鈴木常元の両議員
天台宗宗議会
宗議会議員選挙後、初の第161回臨時宗議会が5月12日、天台宗務庁に招集され議長に松景崇誓師、副議長に鈴木常元師の両議員が選出された。
改選後の初議会にあたり、細野舜海宗務総長は「宗務運営の両輪として、よりよき天台宗の発展のために支援と協力を」と語り、自身の施策を述べた。
正副議長選は、推薦の結果、議長に道興会の松景崇誓議員、副議長に新成会の鈴木常元議員がそれぞれ選出された。松景議長は「円滑な議会運営に一意専心し職務に邁進したい」と決意を新たにした。また鈴木副議長は「議会の秩序を守っていけるよう務めたい」と抱負を述べた。
その後、藤光賢天台座主猊下からの辞令が親授された。
開会式では、堀澤祖門探題大僧正の導師で法楽が奉修された。
堀澤探題大僧正は、藤天台座主猊下のお言葉を代読され「戦闘が続いており、それを起因として世界経済も停滞するなど、人びとの生活不安は増している。このような時にこそ、われわれ宗徒は宗祖伝教大師の御誓願である仏国土の建設に邁進し人類救済の聖業に努めなければならない。
宗祖のみ教えを顕現した一隅を照らす運動のさらなる展開と比叡山宗教サミット『世界平和祈りの集い』などの行事を通じて諸問題解決へ宗教者の叡智を結集し、心が通い合う対話を重ね、共に平和への祈りを捧げてまいりたい」と述べられた。
続いて細野宗務総長が挨拶し施策を述べた。機構検討については、「宗祖伝教大師のみ心を具現する組織としてのあり方を問い直す」と位置づけ、3部会に分けて協議したことを報告。「近々、当局の思いを諮問の形にしたい」と語った。
また来年度に迎える比叡山宗教サミット40周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」に向け、本年9月8日に主催者団体となる「日本宗教代表者会議」の発会を予定していることを明らかにした。
令和11年に運動発足60周年を控える一隅を照らす運動は、今年度から一隅を照らす運動研修会を実施することが報告された。
一隅を照らす精神を周知し、運動発足の意義を再確認する機会を設け「本運動がより一層活発になるよう努めたい」と話した。
また獅子王圓明延暦寺執行からも挨拶があり、総本山の現況が伝えられた。
【松景崇誓議長】
京都教区護浄院住職。大僧正。72歳。宗議会議員3期。平成22年から令和4年まで天台宗人権啓発委員会委員。平成26年から日中友好天台宗協会参与、天台宗国際平和宗教協力協会参与。叡山学院運営協議委員会委員などを歴任。
【鈴木常元副議長】
栃木教区實教院住職。権大僧正。69歳。宗議会議員2期。令和2年から4年まで天台宗教学振興事業団理事。平成30年から日中友好天台宗協会参与、天台宗国際平和宗教協力協会参与。天台宗総合研究センター理事などを歴任。

