明年の開創40周年
大本堂建立20周年へ
インド禅定林
法要とプレイベントに20万人が参拝
インド・ナグプールにある禅定林(サンガラトナ・法天・マナケ住職)で2月6日から8日までの3日間、開創39周年並びに大本堂建立19周年記念法要が奉修された。
日本からは一隅を照らす運動総本部の荒樋勝善総本部長、PMJパンニャ・メッタ協会日本委員会の谷晃昭理事長らが出席。各仏教国から参加した僧侶らと交流を深めた。
また明年に開創40周年、大本堂建立20周年の節目を控え、講演会やプレイベントが開かれ現地では期待や気運が高まっている。
インド禅定林は、インド中央部デカン高原東部にあるナグプールから車で2時間ほどのポーニ市ルヤード村に19 87年、日印の仏教関係者らによって建立された寺院。インドにおける大乗仏教の拠点となっている。住職を務めるサンガラトナ・法天・マナケ師(サンガ師)は、インドで大乗仏教を再興する指導者になって欲しいとの父親の願いを託され、9歳の時に来日。堀澤祖門探題大僧正の下で出家得度し、インドに帰国する1985年まで比叡山延暦寺で修行した。
インドで宗祖伝教大師の御精神を敷衍しており、PMSパンニャメッタ・サンガ(智慧と慈悲の協会)を設立し孤児院や幼・保育園、小中学校の運営、僻地巡回医療、青少年育成、女性の権利向上などの福祉活動を展開している。
毎年、建立日の2月8日を中心に記念法要を奉修しており、今年も20万人(現地警察発表)の仏教徒が集った。
日本からは、PMSの日本側の窓口として活動を支えるPMJパンニャ・メッタ協会日本委員会の谷理事長、横山照泰事務局長、そして天台宗から荒樋総本部長ら12人が2月4日から7泊8日の日程で訪印した。
一行らは2月6日、ドンガルガル市南部にあるプラジュニャ・ギリ山(智慧山)の釈迦牟尼大仏前で世界平和祈願法要に参列。法要後の式典では、日本からの参加者とサンガ師が約5万人の仏教徒らに講話した。
翌7日は、改宗広場でのアンベードカル大学の学生による歓迎式典に参加し、現地メディアからの取材を受けた。また昨年から始められた開創40周年に向けての仏教講演会「ダンマ・フォーラム」に出席。チベット仏教学者やタイ、ミャンマー、日本の僧侶らが講話し、各国仏教界の現状や平和への願いなどが語られた。
8日の記念法要は、仏旗を先導に禅定林までの約2㎞の大パレードで開式。特設の壇上では、谷理事長を導師に日本式、次に上座部インド式とチベット式による法要が奉修された。
続く記念式典では、釈迦像、伝教大師像、仏教改宗運動を主導したアンベードカル像へ献灯献花し報恩感謝を捧げた。また若者や子どもたちが所属するPMSユースが、小遣いや食費の一部から貯めた募金を一隅を照らす運動総本部地球救援募金へ寄託した。
なお一隅を照らす運動総本部からも、パンニャ・メッタ子どもの家に目録が贈呈されている。
荒樋総本部長は「めざましい経済発展の一方で、マイノリティである仏教徒は、医療や教育などで厳しい状況に置かれており、支援するサンガ師への期待はますます高まっている」と現状を語る。
その仏教徒らの信仰の拠り所である禅定林は、厳しい気象条件による影響で、屋根の損傷が激しく修繕する必要があるという。
PMJでは「来年は記念行事として授戒会も希望されていると聞いた。サンガ師の活動への支援者が増えることで、インドの仏教徒らを救うことにも繋がる。
来年の記念法要を通じて、伝教大師様の忘己利他の精神がインドに広まるよう支援活動を続けたい」としている。

