比叡山宗教サミット36周年
「世界平和祈りの集い」8月4日に開催
諸宗教代表者らが平和を希求

「平和への道−未来へ向けて−」と題して6団体の宗教代表者より平和への決意表明が行われ、これまでの歩みを振り返り、平和に向けた取り組みが発表される。
比叡山宗教サミット「世界平和祈りの集い」は、昭和62年(1987)に開催されて以来、毎年宗教宗派を超えた宗教者が比叡山に集い、世界の恒久平和実現のために協働することを確認し、共に世界平和を希求する祈りを捧げてきた。
昨年は節目となる35周年を迎え、山上山下で記念講演や式典を挙行。「気候変動と宗教者の責務」をテーマに宗教者が果たすべき役割について語り合い、その成果を「比叡山メッセージ2022」として世界に発信した。
この比叡山宗教サミットの「祈りの精神」を次世代に継承する取り組みとして、今年は第1回の祈りの集いで実施されたプログラムを用意。
教派神道、仏教、キリスト教、神道、新宗教、イスラームの6団体の代表者がそれぞれの教義や立場で平和への決意表明を行う。
また、これまで全ての式典は屋外で開いてきたが、本年から屋内外2会場に亘って催す。
まず延暦寺会館で開会式や6団体による祈りと決意表明、海外メッセージ披露、ユニセフへの寄託式。続いて屋外へ移動し、世界宗教者平和の祈り記念碑前にて、比叡山メッセージ朗読、平和の鐘、平和の祈り(黙祷)、主催者代表挨拶などを行う。
式典終了後は、大津市内のホテルで交歓レセプションが開かれる。
なお式典の模様は天台宗公式ホームページ上にて中継し全世界に向けて配信される。
プログラムの詳細は左記の通り。
令和5年8月4日㈮13:00開式
平和の式典(屋内)
13:00 開式
13:10 平和への道−未来へ向けて−
14:00 海外メッセージ披露
14:15 ユニセフ支援金寄託式
平和の祈り(屋外)
15:20 比叡山メッセージ朗読
15:30 平和の鐘・平和の祈り
閉式