本堂落慶10周年記念慶讃法要を厳修
天台宗ニューヨーク別院慈雲山天台寺(聞真・ポール・ネエモン住職)では、本堂落慶から10周年を迎える。このため天台宗海外伝道事業団(山田俊和理事長)は木ノ下寂俊宗務総長を団長に記念参拝団を派遣し、去る6月13日には派遣団員の出仕、随喜による本堂落慶10周年記念慶讃法要と得度授戒会が厳修された。
本堂落慶10周年記念慶讃法要は木ノ下宗務総長を大導師、ネエモン住職を副導師に執り行われた。(写真)天台宗仏教青年連盟(光(みつはな)栄(みつはな)純貴代表)会員やニューヨーク別院サンガメンバーが出仕し、前半を日本側、後半をアメリカ側が行う形で進められた。本堂内に設けられた随喜席は100人を越える信徒で満席となり、ネエモン住職が読経を始めると堂内には英語の般若心経が響き渡った。法要後の式典で、木ノ下宗務総長は「ネエモンご住職は天台宗で初めてアメリカ本土での開教をスタートされ、信徒の教化に邁進、その輪を着実に広げてこられました。ニューヨーク別院が20周年、50周年、100周年と発展を続けることで、全米の天台仏教の一大拠点として見事な歩みを重ねられますことを祈念いたします」と祝辞を贈った。
ネエモン住職は「寛大で思いやりのある天台宗、地元や宗教コミュニティー、熱心なサンガと自然の恩恵を受けて、ここまで成長してまいりました。次の新たな一章の着手に当たり今後とも皆様のご支援とご声援を賜りますようお願い申し上げます」と謝辞を述べた。



