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比叡山宗教サミット24周年『世界平和祈りの集い』〜たすけあって未来へ〜開催趣旨

 諸宗教の対話と協力に力を注がれたローマ教皇ヨハネ・パウロII世聖下の提唱により、1986年10月に世界の諸宗教指導者がイタリアの聖地アッシジに集い、それぞれの宗教儀礼で、世界平和を希求する祈りを捧げました。
 この集いに参加した第253世山田恵諦天台座主猊下は、「アッシジの精神」を引き継ぎ、日本においても世界平和祈りの集いを執り行うことを世界の宗教者に提言いたしました。日本のさまざまな宗教者もそれぞれの立場で世界平和のための運動を展開しておりましたので、宗派を越えて賛同いただき、諸宗教指導者が主催者となり、1987年8月3日、4日の両日、比叡山山頂にて第1回「比叡山宗教サミット(世界宗教者平和の祈りの集い)」が開催され、世界の諸宗教代表者と共に世界の平和を祈ることができたのであります。
 日本宗教史上特筆すべきこの集いが開催されましてから、早くも24周年を迎えます。
 このような祈りは宗教者同士の連繋がなければ実現不可能であったことでしょう。お互いに手を取り合うことが大切であり、それが平和を築く土台であります。
 しかしながら、平和は現実のものとはなり得ていません。手を取り合うどころか、国と国とが対立し、民族と民族が対立し、そこから戦争が生じています。世界中の歴史を振り返って見ましても、地球上のどこかで戦争は起きています。一年たりとも戦争のない年はありません。やはり、世界平和実現の為、我々宗教者は祈りを永遠に続ける必要があります。
 さて、戦争による唯一の被爆国である日本において、戦争によらざる核の被害が発生いたしました。生活の豊かさを求めるための原子力発電ではありましたが、放射能汚染による災害をもたらしました。
 今、地球上に住む私たちは、今後の生活をどうするべきか、あらためて考え直す時に立たされております。宗教者の役割は大であります。
 私たちは「比叡山宗教サミット24周年『世界平和祈りの集い』」を開催するにあたり、平和とは何かを熟慮いたし、宗教が持つ使命と責務を再確認するものであります。

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