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サミットの歴史

比叡山宗教サミット7周年− 概要

(比叡山時報 第475号 平成6年9月8日)

ユニセフに義援金贈呈 根津氏が講演で平和を語る

 地球救援募金事務局では、8月4日に開催された「比叡山宗教サミット7周年記念世界平和の祈りの集い」の席上、千葉照源会長より、(財)日本ユニセフ協会の根津三郎氏に義援金1,000万円の目録が手渡され、世界各地で紛争や飢餓などで苦しむ子供達のために使われる。
 贈呈式に引き続き、根津三郎氏より「平和を語る」と題し、世界の子供達の現状などについて次のような講演が行われた。
 「ルワンダの内戦で、いま200万の人びとが難民となり、50万もの人びとが殺され、川に捨てられた死体がザイールの湖に流れ着き、難民として逃れて来た100万の人びとが生活用水として使うため、コレラや赤痢が大量発生し、1週間に数万人もの人が亡くなっています。ある町では4,500人の子供のうち80%はユニセフの職員か、あるいは自動車の運転手たちが道端にそっと置かれている子供たちを連れて来た、そういう孤児でいっぱいです。あちこちで放置された生後2週間から12歳の子供たちです。すでに息絶えた母親の脇にいた孤児も2人保護されました。いずれの子供もひどい脱水症状であり、おなかをすかせたり、はいたり、下痢状態であったり、けがをしていたり、ユニセフの職員がその子供たちを施設に連れて行くまでに水や、下痢をした子供たちの水分を補うときに使う薬や高タンパクのビスケットなどを与えています(後略)」。
 多くの参列者は一様に、知られざる現状に新たな驚きを覚えたようだった。


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