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比叡山宗教サミット39周年記念 「世界平和祈りの集い」開催趣旨

諸宗教の対話と協力に力を注がれたローマ教皇ヨハネ・パウロU世聖下の提唱により、1986年10月に世界の諸宗教指導者がイタリアの聖地アッシジに集い、それぞれの宗教儀礼で、世界平和を希求する祈りを捧げました。

この集いに参加した第253世天台座主山田惠諦猊下は、「アッシジの精神」を引き継ぎ、日本においても世界平和祈りの集いを執り行うことを世界の宗教者に提言いたしました。日本のさまざまな宗教者もそれぞれの立場で世界平和のための運動を展開しており、宗派を越えたご賛同をいただき、日本宗教代表者会議が主催者となり、1987年8月3日、4日の両日、比叡山山上にて「比叡山宗教サミット『世界宗教者平和の祈りの集い』」が開催され、世界の諸宗教代表者と共に世界の平和を祈ることができました。以来、毎年「平和の祈り」は続けられ、本年は39周年を迎えます。

世界では武力や経済格差などを利用した「力による平和」という言葉が一部で声高に叫ばれ、協調と寛容が軽視されているようにすら見受けられます。永きに亘り、「祈りの精神」に共感し人間どうしの睦み合う融和の状態、人類共同体をめざしてきた私たち宗教者は、相互理解が平和の鍵であると確信し、毎年比叡山に集い対話を重ねてまいりました。

比叡山での「祈りの集い」は、明年に節目となる40周年を迎えます。本年は40周年記念大会への礎とするべく、改めてこれまでの祈りと対話の歴史を省み、先人らによって紡がれてきた祈りの精神を次世代に継承することをはかる集いといたしたく存じます。

私たちはこの祈りの集いを通じて培った経験と築き上げた信頼を活かし、世界の諸宗教指導者らとの対話と祈りによる平和活動をこれからも推し進めなければなりません。そして真の平和が訪れんことを謹んで祈念申し上げます。

ここに「比叡山宗教サミット39周年『世界平和祈りの集い』」を開催するにあたり、宗教者が持つ使命と責務を宣明し再確認するものであります。

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