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比叡山宗教サミット39周年 − 概要比叡山宗教サミット39周年「世界平和祈りの集い」比叡山宗教サミット39周年「世界平和祈りの集い」が8月4日、比叡山山上において開催された。翌年に四十周年の節目を迎えることを見据え本年は、第一回の祈りの集い「比叡山宗教サミット」の事務局長を務め、永年にわたり同集いに携わってこられた京都教区妙法院門跡御門主杉谷義純師を迎え、ご講演いただいた。屋外での「平和の祈り」では参加者たちが一隅を照らす会館前「祈りの広場」にて「世界平和の鐘」の音に合わせ、平和を願いともに祈りを捧げ、祈りと対話の精神を次世代へと継承することを誓い合った。 平和の式典 於 延暦寺会館大ホール比叡
▲講演する杉谷会長 午後一時より開式された「世界平和祈りの集い」では、はじめに細野舜海宗務総長が挨拶に立った。細野総長は、七月二十八日に発生した令和八年熊本地震の犠牲者に哀悼の意を表するとともに、被災地にお見舞いの言葉を述べ、一日も早い復興を祈念した。 続くプログラム「平和を語る」では、「平和は祈りと対話を続ける勇気が支える」と題し、永年にわたり比叡山宗教サミットの運営・発展に寄与してこられた杉谷義純師が世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会会長として登壇した。杉谷師は、一九八七年に始まった比叡山宗教サミットの歴史的背景や、諸宗教が教義を超えて「平和」のために集うことの意義を振り返った。そして自国第一主義や地域紛争、国連の機能不全によって混迷を極める現代の国際情勢に触れ、「世界の分断を乗り越える鍵は、批判ではなく、互いの違いを認め合う地道な『対話の継続』にある」と指摘した。また互いを対等な存在として認め合い、相手に敬意と関心を持つことの大切さを述べた。さらには「祈りを忍耐強く続けていくこと」こそが、比叡山宗教サミットの根本理念に他ならないと力強く語りかけた。
▲細野総長から早水専務理事へ目録が手渡される その後、公益財団法人日本ユニセフ協会への支援金寄託式が執り行われた。参加者の賛同の拍手のもと、世界中で困難に直面している子どもたちの福祉と教育を支えるための支援金目録が手渡され、同協会からは感謝状が贈られた。目録を受け取った日本ユニセフ協会の早水専務理事は謝辞の中で、子どもたちの安全な未来を願う祈りの輪が広がることに期待を寄せた。 平和の祈り 於 一隅を照らす会館前「祈りの広場」
▲ 諸宗教の代表者が登壇し、共に世界平和への祈りを捧げた
▲『比叡山メッセージ』を朗読する次世代を担う宗教者代表 午後三時二十分からは、舞台を屋外の「祈りの広場」へと移して実施された。まず次世代を担う宗教者代表による『比叡山メッセージ』の朗読が行われた。仏教より河原浩紀師、キリスト教より久保彩奈師が登壇し、一九八七年の比叡山宗教サミット「世界宗教者平和の祈りの集い」において採択されたメッセージが力強く読み上げられた。 そして午後三時三十分には、各教宗派・団体の代表者が祈りを捧げるべく登壇した。教派神道連合会を代表し出口紅師、全日本仏教会を代表し武田圓寵師、日本キリスト教連合会を代表し上原榮正師、神社神道を代表し田中恆清師、新日本宗教団体連合会を代表し宮本惠司師、日本ムスリム協会を代表し柏原良英師、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会を代表し戸松義晴師、世界連邦日本宗教委員会を代表し宍野史生師、主催者代表として天台座主猊下御名代堀澤祖門次座探題の九名が登壇した。そして天台仏教青年連盟の代表・副代表が撞く「世界平和の鐘」の厳かな音が山上に響き渡る中、参加者一同は目を閉じ、静かに手を合わせて世界の平和を祈った。
▲主催者代表挨拶を読み上げられる堀澤探題 その後、堀澤探題が主催者代表挨拶として藤光賢座主猊下のお言葉を読み上げられ、「対話による相互理解を深め、共に祈りを捧げつつ、世界平和を希求し続けねばなりません」と述べられ、「人びとの心に真の安寧が訪れますよう、神仏の尊きお導きのもと、私ども宗教者が連帯を強固にし、恒久平和の実現に向けて精進して参りましょう」と呼びかけられた。
次に、世界仏教徒連盟(WFB)やローマ教皇庁諸宗教対話省から寄せられたメッセージが披露された。中村見自全日本仏教会理事長が世界仏教徒連盟パロップ・タイアリー会長からのメッセージを、尾��修一カトリック中央協議会事務局長がローマ教皇庁諸宗教対話省ジョージ・ジェイコブ・クーバカド長官からのメッセージをそれぞれ代読した。 最後に、獅子王圓明延暦寺執行より閉式の挨拶があり、三十九周年の集いは幕を閉じた。 |
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