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比叡山宗教サミット35周年− 概要比叡山宗教サミット35周年記念アーカイブ 開会式典
Opening Ceremony(for English)
世界平和祈りの式典
Prayer Ceremony(for English)
比叡山宗教サミット35周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」
▲ 平和を願い、祈りを捧げる参加者一同 令和4年8月4日、比叡山宗教サミット35周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」(同実行委員会主催)が、国立京都国際会館並びに比叡山上一隅会館前特設広場を会場に開催され約800名が参加しました。 科学技術の発展により、人類は豊かな生活を得た反面、CO2の過度な排出や環境破壊により世界中で自然災害が多発しています。よって本大会のテーマは、全人類共通の喫緊の課題である気候変動問題を中心に取り上げるべく「気候変動と宗教者の責務」と設定されました。 新型コロナウイルス感染症対策を講じ、午前より、国立京都国際会館では開会式典・記念講演・シンポジウムが行われました。午後には、比叡山上にて世界平和祈りの式典が執り行われ、世界の平和を願い、参加者一同より祈りが捧げられました。 開会式典
▲ 諸宗教代表者が登壇
▲ 開会挨拶を述べる阿部天台宗宗務総長 午前10時、国立京都国際会館で行われた開会式には約300名が参加しました。初めに開会の挨拶を行った実行委員会委員長の阿部昌宏天台宗宗務総長は「地球は危機に瀕している。原因は、人間の飽くなき欲望がもたらした結果であり、神仏からの警告と受け止めるべきだ」と参加者に呼びかけました。
▲ ローマ教皇からの平和のメッセージが手渡される 次に、ローマ教皇フランシスコ聖下より本大会へ賜った平和のメッセージを、ローマ教皇庁駐日特命全権大使のレオ・ボッカルディ大司教が読み上げられ披露されました。 教皇のメッセージは朗読披露された後、ボッカルディ大使から阿部宗務総長に手渡されました。 記念講演
▲ 記念講演を行う寺島実郎氏 開会式典の後、寺島実郎日本総合研究所会長が「歴史的大転換期における宗教─心の回復力(レジリエンス)を求めて─」と題して記念講演を行われました。 シンポジウム
▲ 4名のパネリストとコーディネーターの和田惠久巳師 引き続き行われたシンポジウムでは「気候変動と宗教者の責務」をテーマにパネリストとして、薗田稔秩父神社宮司、フィジーよりジェームズ・バグワン太平洋教会協議会事務総長、竹村牧男東洋大学名誉教授、オーストラリアよりデスモンド・カーヒルアジア宗教者平和会議実務議長の4名が深刻化している環境問題に対して真摯に議論を交わされました。コーディネーターは実行委員の和田惠久巳立正佼成会総務部長が務められました。
▲ パネリスト@薗田稔師
▲ パネリストAジェームズ・バグワン師
▲ パネリストB竹村牧男氏
▲ パネリストCデスモンド・カーヒル氏
▲ コーディネーターを務める和田惠久巳実行委員 世界平和祈りの式典
▲ 午後3時30分に平和の鐘に合わせ祈りを捧げる参加者一同
▲ 國富敬二副委員長による開式挨拶 午後からは、会場を比叡山上一隅を照らす会館前特設広場に移し、世界平和祈りの式典が開催されました。壇上には、ウクライナ侵攻の早期終息を願い、ウクライナの国花であるひまわりが飾られました。 本年は、酷暑を鑑み熱中症対策のため、会場を覆う大型テントを設置しました。 初めに開式挨拶を、実行委員会副委員長の國富敬二立正佼成会理事長が行いました。 比叡山メッセージ朗読
▲ 午後3時30分に平和の鐘に合わせ祈りを捧げる参加者一同 続いて1987年、初回の比叡山宗教サミット「世界宗教者平和の祈りの集い」において採択された『比叡山メッセージ』を、次の世代を担う六名の若き宗教者がリレーにて朗読しました。最中に天候が一変し、雨や雷に見舞われたが、雷の轟音にもひるまず最後まで読み上げました。 平和の鐘 鐘打・平和の祈り午後3時30分には雨風が一層強まる中「平和の鐘」鐘打に合わせて参加者約500名が、世界平和への黙祷を捧げました。
▲ 世界平和への祈りが捧げられた
▲ こころを一つに平和への祈りを捧げる参加者 主催者代表挨拶
▲ 大樹孝啓実行委員会名誉顧問による主催者代表挨拶 実行委員会名誉顧問の大樹孝啓天台座主猊下による主催者代表挨拶が行われました。 この後、激しい雷雨により式典は一時中断、実行委員会での協議の結果、参加者の安全と人命を最優先し式典の予定を繰り上げて終了することとなりました。 式典終了決定を受けて、阿部昌宏委員長が改めて登壇。式典の終了について説明を行い、雷鳴が轟く中、平和への思いを込めて参加者一同で改めて黙祷を捧げ、式典は閉式しました。
▲ 突然の雷鳴豪雨に襲われる参加者
▲ 式典終了について説明する阿部委員長 開会式典・記念講演・シンポジウム・世界平和祈りの式典の模様は動画配信サイト「YouTube」にてライブ配信され、約2000名の人々が視聴しました。 比叡山メッセージ2022式典において発表予定であった「比叡山メッセージ2022」は、同日に行われた記者会見にて発表、また天台宗公式ホームページや『天台ジャーナル』に掲載し、世界に向けて発信しました。 聖エジディオ共同体代表 アゴスティーノ・ジョバニョーリ師 ご挨拶今回、比叡山上での世界平和の祈りの式典において、海外招請者である聖エジディオ共同体代表アジア地域担当部長のアゴスティーノ・ジョバニョーリ師よりご挨拶を賜る予定でしたが、式典内容を繰り上げての終了となったため、挨拶文を掲載します。 |
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