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サミットの歴史

比叡山宗教サミット6周年− 概要

(比叡山時報 第463号 平成5年9月8日)

世界の子供たちに平和を ユニセフへ1,000万円贈る

 8月4日、冷夏の影響か肌寒い比叡山延暦寺において、今年も“世界平和祈りの集い”の式典が開催された。午後3時30分、全山で打ち鳴らされる平和への祈りを込めた鐘の音に参加者は世界平和実現への誓いを新たにした。
 この式典で、一隅を照らす運動『地球へ慈愛の灯を』地球救援募金事務局から、日本ユニセフ協会に対して、全国の会員や有志から寄せられた義援金のうち、1,000万円が贈られた。
 贈呈に当たり、一隅を照らす運動千葉照源会長は、世界の子供たちの福祉と教育のためにと献金の目的を述べ、これに応えて、日本ユニセフ協会専務理事である東郷良尚氏は「昨年の比叡山サミットで採択された平和宣言では、<環境破壊や戦争で一番の犠牲になるのは未来を担うはずの子供たちだということを大人たちは気づいてほしい、地球環境を良くし、真の平和を築くために皆で祈りましょう。>このように宣言されました。この宣言ほど、私たちユニセフに携わるものにとりまして、力と勇気を与えて下さるものはほかにありません。全世界の50カ所で民族・政治・宗教的な紛争が起こっていますが、犠牲となっている9割が一般民間人でその大半が子供と女性です。この紛争を世界からなくし平和を築き上げる必要性を強く感じるものであります。皆様のご支援を頂けることに感謝いたします」と挨拶した。
 また、山田恵諦天台座主も「全宗教者や、心ある人々が協力して、世界平和と人類の幸せのための祈りを念願するものである」と平和への祈りと行動の必要性を述べられ、参加した各宗教・宗派関係者や、青年僧侶、全国から研修に参加した青少年たちに熱い期待を込めて挨拶された。


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