天台青少年オンライン研修体験

ご案内チラシダウンロードはこちら(約3MB)

ごあいさつ

天台宗宗務総長 阿部 昌宏

 コロナ禍の「非日常的」な環境の中、学業及び部活動に勤しみ、青春時代の貴重な学校生活を送られている全国各地の青少年の皆さまにエールを送ります。

 天台宗を開かれた伝教大師最澄さまは「宝とは道心なり。道心ある人を名づけて国宝と為す」と述べておられます。すべての人があらゆる可能性を秘めているのだから、いま置かれている状況において自分の可能性を精一杯生かすべきだと教えておられるのです。お大師さまは人材育成に主眼を置かれ、国宝ともいえる「一隅を照らす優れた人々」の養成を念願され、その修行道場として比叡山延暦寺を創建されました。

 毎年夏に開催する「天台青少年比叡山の集い」では、三日間の比叡山での宿泊修行体験を通して青少年の皆さまがお大師さまのご精神に接する機会を提供してきました。残念ながら昨年の第55回に引き続き、本年も比叡山上での開催を断念することになりましたが、自宅に居ながら修行体験ができる「坐禅・勤行・食事作法」の動画が実行委員会で制作されましたので、動画の視聴を通して、コロナ禍の今だからこそできる体験と学びをご家族一緒に深めてください。

 また、「生きとし生けるものすべて」にとって平和な社会及び安らかな世界の実現を願う「世界宗教者平和の祈りの集い」の様子が8月4日より動画で配信されますので、そちらも是非ご視聴ください。

 この動画配信による研修体験や天台宗ホームページからの情報を通して、青少年の皆さまが自分自身を見つめ直し、自分の可能性を自覚する有意義な機会となることを願ってやみません。

令和三年八月

比叡山延暦寺執行 水尾 寂芳

 比叡山の集いに参加の皆さん、本年は、昨年来の新型コロナ災禍のため、例年のような比叡山での集いができない中で、それぞれの自宅に居ながら比叡山研修の機会を創るという試みにチャレンジしています。

 比叡山は、今の京都市と滋賀県大津市の間にあって、平安時代の初め伝教大師最澄さまが創建された修行道場、延暦寺があるお山です。仏教の様々な教えが比叡山では学ばれ、このお山から仏教各宗の祖師を多く輩出しました。比叡山は、平安時代以来、千年以上日本の都であった京都の鬼門を守る山として、都の人々の文化や思想に大きな影響を与えてきました。

 コロナ禍の中、不安と心配が続く日々ですが、このような時こそ、相手の心を思いやる、伝教大師の「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」の言葉を心に刻み、比叡山の修行の心を、坐禅や勤行、食事の作法、そして伝教大師の言葉から学び、体験していただきたいと思います。

自他同心 ― 自他、心を同じくす
(令和3年、比叡山から発信の言葉)

第56回天台青少年比叡山の集い実行委員長 梅宮 亮寛

「また来年も比叡山で会いましょう」

 毎夏、必ず交わしてきたこの挨拶を、昨年は聞くことができませんでした。
『第55回天台青少年比叡山の集い』は中止、50年以上続く歴史の中で初めてのこととなってしまいました。

 寂しいや悔しいだけでは表すことのできない、心にぽっかりと穴が空いたような感情を抱いたまま、いつもより涼しい8月が過ぎていきました。

 年が明け、今年度の開催について考える時期となりましたが、第56回もまだまだ通常通りの開催は厳しく、縮小での開催もしくは2年連続中止、どちらかの決断を迫られ、本年も昨年同様比叡山で研修生を募っての開催は中止となりました。

 ただ、我々リーダーは形を変えてでも『天台青少年比叡山の集い』を再び始動させたい、何より参加するはずだった研修生に思い出をつくってもらいたい、その一心で「いまできること」を模索し、話し合いを重ね、今回の『天台青少年オンライン研修体験』の動画配信に至りました。

 本番研修中の基本となる「勤行」「坐禅止観」「食事作法」を自宅で実践できるよう解説した動画になります。比叡山開催が不可能な今、少しでも『天台青少年比叡山の集い』に触れていただけるよう丁寧に動画を作り上げました。是非、多くの方々にご視聴いただき日常生活での新しい刺激や発見に繋がれば幸いです。また、画像集も作成しております。これまで歩み続けてきた青少年の思いを感じていただきたいと思います。

 宗内御寺院の皆様!今回の動画配信開催のご理解と、地域や檀信徒の皆様へのお知らせのご協力をよろしくお願い申し上げます。

 そして、これから研修生やリーダーで参加予定の皆さん、『天台青少年比叡山の集い』に対しての熱い思いを大事に持ち続けていてください。

「また比叡山で会いましょう!」

 心の灯を絶やさずに…。

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