発心のおすすめ

結縁潅頂(けちえんかんじょう)

発心とは

仏教は「お釈迦様の教え」で「私たちが仏になる教え」であります。

それには「自分の中にある仏の種を大切に育てる」ことが大事です。

まずは「仏さまのようになりたい」という心を発(おこ)すことです。

これを菩提心を発す、略して「発心」といいます。

心とは自分勝手で、実に厄介なものです。ずっと保ち続けていくために私たちは何度でも発心し、それによって心をリセットする必要があるのです。

「発心のおつとめ」について

天台宗ではこのたび、わかりやすく日常的にお唱えできます「発心のおつとめ」を作成いたしました。是非手にとってお唱えください。何度でも唱えてその意味を身体にしみ込ませてください。

発心 伝教大師書

「発心のおつとめ」の内容

  • 天台宗歌(伝教大師 御作)
  • 礼拝仏と法(教え)と僧(教えを信じる人々)を一心に拝みます。
  • 懺悔のことばこれまでの全ての罪を告白し、悔い改めます。
  • 帰依のことば人として生まれたことに感謝し、仏と法と僧を敬います。
  • 仏の教え悪いことをせず。善い行いをし、心を清らかにします。
  • 誓いのことば仏さまのように生きていくことを誓います。
  • 開経のことば教えにであえたことに感謝し、その意味を理解します。
  • 般若心経物事に執着する心を捨てるよう説かれたお経です。
  • 本尊真言各寺院もしくはご仏壇の本尊のご真言を唱えます。
  • 宗祖大師宝号天台宗を開かれた伝教大師最澄さまの御名を唱えます。
  • 願いのことば全ての人々とともに悟りに至ることを願います。
  • 礼拝

「発心のおつとめ」をお唱えしよう

■朝夕のおつとめに ■お墓参りの折に ■お寺参りの折に ■特別な日に ■ご本山参拝の折に
■感謝の時に ■年忌や忌日の時に ■悲しい時に ■写経・写仏の折に ■お墓参りの折に

心を込めてお経を読むことで、私たちそれぞれが持っている仏の種に水を与えることになり、やがてそれが芽吹くのです。

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